四間飛車穴熊に対する角田流という指し方を知っていますか?私は全く知りませんでした。
先日、晩酌で焼酎をしこたま飲み、ゴキゲンになったところで、将棋を指したくなってしまいました。そこで、将棋ウォーズで一局となったのですが、広瀬九段の「振り飛車穴熊の最終進化」という本を読んだばかりでしたので四間飛車穴熊を久しぶりに採用してみました。 “角田流との遭遇” の続きを読む
カテゴリー: 将棋
鬼殺し向かい飛車の序盤①
先手が最初に飛車先の歩を突いてくる指し方に対する、島朗九段命名の「鬼殺し向かい飛車」を将棋ソフトを使用して検討してみます。
なお、検討に使用した将棋ソフトは「技巧2」、「elmo silent majority」です。ただ、私のPCは最近のものと比較すると性能が落ちますので、形勢判断が変わる可能性はあります。その点はご容赦ください。 “鬼殺し向かい飛車の序盤①” の続きを読む
鬼殺し向かい飛車の序盤②
第2図を再掲載します。

第2図で△4五桂に対し、前回は▲4八銀を調べました。今回は▲6八玉、▲7八金の変化です。 “鬼殺し向かい飛車の序盤②” の続きを読む
鬼殺し向かい飛車の序盤➂
初手からの指し手、▲2六歩、△3四歩、▲2五歩、△3三角、▲7六歩、△2二飛で第1図
前回まで2回は、第1図で▲3三角成、△同桂、▲6五角の変化を調べましたが、難しい部分はあるものの、後手が互角以上に戦えるという結果でした。今回は第1図に戻って、先手の別な指し方を見てみます。
第1図では、➀▲6八玉、➁▲9六歩、➂▲3三角成が考えられます。 “鬼殺し向かい飛車の序盤➂” の続きを読む
中飛車対一直線穴熊の棋譜

王座戦1回戦から佐藤天彦名人 vs 青島未来五段の一直線穴熊の棋譜です。解説は日本経済新聞の棋譜欄からです。
青島五段は2015年度勝率第1位になった新進気鋭で、オールラウンダーですが、「相穴熊戦がめちゃくちゃ強いですよ」(佐々木大地4段)との評があります。
先手中飛車から第1図で5五歩位取りの戦型が決まりました。
対して後手の佐藤名人はいわゆる一直線穴熊の作戦です。先手も▲4六銀で相穴熊の方針です。代えて▲5六銀なら美濃囲でバランス重視の方針になります。

第3図で▲3五歩と仕掛けましたが、仕掛けずに穴熊を完成させるのも有力です。「糸谷&斎藤の現代将棋解体新書」では相穴熊の組合は振飛車十分との見解が示されています。以下後手が△8四飛から△6四飛としたのに対して▲6六角と防いで第4図です。

ここで後手△7四飛としたのですが、青島五段は△6六飛を心配していたとのこと。以下、▲同歩、△6七角で変化1図ですが、

▲8八飛なら△5五角、▲8二飛、△4九角成、▲同金、△3六金で先手自信がなく、▲5九飛、△7八角成、▲2六銀、△6八馬、▲5六飛、△6七馬、▲5九飛、△6八馬、▲5六飛以下の千日手になりそうで悩んでいたとの青島五段の感想です。本譜は先手の▲7四歩が上手い突き捨てでした。
後手も桂を狙って反撃し、第5図▲5四歩で大決戦です。
第5図から△6六飛、▲同歩に△4七銀では、一旦変化2図、△5四歩と手を戻した方が良かったようです。
▲同飛なら、△6六角、▲6一飛、△3九角成、▲同金、△3八歩、▲同金に△7二角が好手で佐藤名人も「こちらだった」と同意したようです。

第6図、▲4二銀が読みの入った一着で、▲3三銀では△5五角打で自信がないとのこと。先手角損ながら先手玉に詰めろの筋がなく青島五段の金星となりました。

第7図の投了図からは、△同玉、▲5一竜、△4一歩、▲2一金、△同玉、▲4一竜、△3一金、▲3三桂、△同金、▲同歩成で必死です。
ダイレクト向かい飛車の序盤
最近、少し将棋をやる気が戻ってきたので、将棋クエストで時々指しているのですが、後手番はダイレクト向かい飛車を指しています。もともと居飛車党だったのですが、相居飛車の定跡はブランクが大きくほとんど知りません。そこで力将棋になるダイレクト向かい飛車です。この将棋は捌く将棋ではないので、比較的居飛車党にもむいているのではないかと思いました。
指し続けているうちに、だんだん要領が分かってきましたので、序盤のポイントを自分なりにまとめてみたいと思います。
参考書は次の二冊です。
初手から▲7六歩、△3四歩、▲2六歩、△8八角成、▲同銀、△4二銀、▲4八銀、△3三銀、▲6八玉、△2二飛で第1図
第1図で、私の実戦では、ほぼ100%と打ってきました。やはり、直に△2二飛は許せんというところでしょう。
▲6五角に対して△7四角と合わせて第2図
第2図で、居飛車側は▲4三角成か、▲同角、△同歩、▲7五歩のどちらかですが、ほとんどの相手は▲4三角成としてきました。
第2図で▲同角、△同歩、▲7五歩の変化1図には
後手は、△7二飛か△7二金の選択になります。まず△7二飛の変化2図
変化2図で▲7四歩のとき、すぐに△同飛は▲6五角がありますので、通常△3二金としますが、変化3図の▲7三歩成がいやな手です。
以下、△同飛、▲4六角、△6四角、▲同角、△同歩、▲7四歩、△同飛、▲6三角、△7二飛、▲同角成、△同銀となって変化4図
変化4図は形勢は互角かもしれませんが、飛車を持ち駒にされて後手を持つ気になれない変化です。したがって、▲7四歩には、△5二金右が無難のようです。
また、△7二飛のときに▲6五角と打つ手もあります。△5二金右、▲7四角、△8二銀で受かりますが、後手の8二銀が動けなくなり後の駒組が難しいです。
次に、後手が△7二金とする変化は、以下▲7四歩に△6四歩で変化5図
ここで▲7七銀、△6二銀から歩を取り返しに行く将棋で力戦になります。この棋譜がアマのものですが、参考になります。
第2図から▲4三角成、△5二金右として第3図
▲4三角成に佐藤康光九段のように△4二金とする手もありますが、普段は△5二金右と指しています。
第3図では▲5二馬、△同金、▲7五金の第4図が本線です。
第3図で変化6図▲7五歩とする相手が多いのですが
▲7五歩、△4三金、▲7四歩、△同歩、▲7八金、△6二玉、▲4六歩、△5二金、▲4七銀、△6四歩、▲7七銀の変化7図のような展開で、
この後、△5四金や△4四銀の活用を目指せば、歩を手持ちにしたのが大きく後手も十分指せると思います。
▲7五歩、△4三金、▲7四歩、△同歩のとき、変化8図▲7五歩と再度打つ手は、
▲7五歩、△同歩、▲4五角に△6一角で受かっています。
これが△5二金右とした理由です。
第3図から5二馬、同金、7五金と角を取り返して第4図です。
第4図で「ダイレクト向かい飛車徹底ガイド」では、△4二飛として先手に4筋の歩を突かせない指し方を推奨しています。以下先手が▲7四金、△同歩と角を取って第5図
第5図で同書では「▲4六歩には△5五角と打つ手がある。▲7八玉、△4六角と進み、後に3五歩、3六歩がある。」としています。ただ、居飛車側も4筋を突けないと駒組が難しいため、プロの実戦でもあえて第6図▲4六歩と突いた将棋が何局かあります。

次回は▲4六歩と突いた後を見ていきます。
関連ページ
ダイレクト向かい飛車 ▲4六歩に△5五角の変化
ダイレクト向かい飛車 ▲4六歩に△5五金の変化
ダイレクト向かい飛車 ▲3六歩型の変化
ダイレクト向かい飛車対策