米国株式市場の最近の状況について

11月16日の楽天証券の広瀬隆雄さんのセミナーで米国株式市場について参考になるお話がありましたので簡単にまとめてみます。
米国10年債の利回りは非常に重要なので常にチェックが必要である。
➁昨年のトランプ勝利から米国株はズドーンと上昇。減税等で景気が良くなるとマーケットは期待した。実際にはトランプはビジネスマンで議会政治はつたなく、なにも決まらず税制改革法案も滞っている。 “米国株式市場の最近の状況について” の続きを読む

テンセントが高値更新中

以前、中国ネット3強についてちょっと書きましたが、テンセント(00700)が最高値を更新し続けています。11月2日に音楽アプリの「QQ音楽(QQミュージック)」や「酷狗音楽」、「酷我音楽」などを運営する「騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ:TME)」が香港と米国市場に分離上場する準備に入ったとのリポートが発表され、株価は急伸しました。 “テンセントが高値更新中” の続きを読む

メディアリテラシーについて

先週のBS放送マーケットアナライズプラスでりそな銀行アセットマネジメント部チーフストラジスト兼チーフエコノミストの黒瀬浩一さんが、株式相場へのメディアの影響について話されており、興味深かったのでご紹介します。

➀最近の日本株の上昇は、世界同時好景況・世界同時株高に日本も追いついてきたものである。日本株は、4-5月、8-9月に下落したが、当時は北朝鮮問題が騒がれた時期だった。米国株等と比べると日本の報道の影響が見て取れる。 “メディアリテラシーについて” の続きを読む

メルトアップ相場


10月27日の「ザ・マネー〜西山孝四郎のマーケットスクウェア」の株式投資編です。
➀現在は、上昇相場の最後となるメルトアップ相場である。この後はメルトダウンが来るであろう。通常、メルトアップの期間は短いが、今回は中央銀行主体のメルトアップ相場のため息が長いかもしれない。どこで降りるかが難しい。 “メルトアップ相場” の続きを読む

中国人民銀行総裁が資産価格の急落について警告


中国人民銀行の周小川総裁が、10月19日の午後に過度の楽観主義が資産価格の突然の大幅下落を引き起こしかねないと警告しました。
Bloombergの記事によると 『周総裁は第19回共産党大会に合わせて行われたイベントで質問に答え、「景気循環を増幅する要素が経済にあまりに多く存在すれば、景気変動のぶれが大きくなる」と発言。「物事が円滑に進んでいるときに過度に楽観的であれば緊張が高まり、それが急激な調整につながる可能性がある。ミンスキー・モーメントと呼ばれる状況で、われわれは特にこれを防がなければならない」』と話したとのことです。
これを受けて香港のハンセン指数は引け際に急落し、ヒヤリとさせられました。20日は持ち直しましたが、最近の金融引締めスタンスを続けるとの表明ではないでしょうか。ここのところ金融当局が、金融市場の安定に注力しているとの報道がありますが、人民元、上海株の底上げをしつつ、バブルの発生は防止したいとのことではないかと思われます。そうだとすれば、中国株については緩やかに上昇していくのではないでしょうか。