テンセントが高値更新中

以前、中国ネット3強についてちょっと書きましたが、テンセント(00700)が最高値を更新し続けています。11月2日に音楽アプリの「QQ音楽(QQミュージック)」や「酷狗音楽」、「酷我音楽」などを運営する「騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ:TME)」が香港と米国市場に分離上場する準備に入ったとのリポートが発表され、株価は急伸しました。

アリババグループ(BABA)も先週末こそ下げたものの上昇を続けています。百度(BIDU)は、四半期決算が期待はずれだったようでこのところ下げていますが、低迷状態はぬけだしたのではないかと見ています。
特にテンセント、アリババの2社についてはテンセントが「微信支付(ウィーチャトペイ)」、アリババ集団が「支付宝(アリペイ)」というスマートフォンを使った電子決済を行っていて、それぞれ7億人、4億人の利用者がいます。スマホ決済はすでに中国の消費者にとて不可欠な「生活インフラ」になっています。この辺の電子決済などについては、最近発売された「銀行消滅」(副島孝彦)に詳しく書いてあります。
この2社はいずれ米国のアマゾンやグーグルのようになるのではないかと思っています。株価も上下はあっても数年後は2倍以上になりそうです。
百度は今はちょっと微妙ですが、AIをテコに復活することを期待しています。

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