BIG6はレパトリ優遇策で合意した


先週土曜日に大和証券の木内栄治氏がテレビ番組に出演し、米国の税制法案についてお話されていました。
8月22日付のPOLITICOレポートによると、BIG6達が減税を賄う最良の方法として、レパトリ提案について基本的に合意したということです。BIG6とはマコネル上院院内総務、ライアン下院議長、上院財政委員会ハッチ委員長、下院歳入委員会ブレイディ委員長、コーン国家経済会議(NEC)委員長、ムニューシン財務長官の6名で、議会、ホワイトハウス、財務省の主要メンバーからなり、政策決定に大きな影響力を持つ人達とのことです。 “BIG6はレパトリ優遇策で合意した” の続きを読む

海外ETFの資金の流れはエマージング株式へ


8月26日(土)のマーケットアナライズプラスに、ウィズダムツリージャパンの渡邊雅史さんが出演して、海外上場ETFの資金フローについての貴重な分析をお話しされていましたので、まとめてみました。
➀2017年3月から2017年8月にかけての資金フローを見ると、米国株への資金流入が止まり、欧州、エマージング株へ資金が流入している。
➁米国IT株ETFへの資金が止まった。低ボラティリティ株ETFが復活してきている(ディフェンシブ株のことらしい)。
➂欧州株への資金フローは県庁だが、そろそろ過去のピークへ近づいて来ている。
➃海外上場日本株ETFへの資金フローも戻りは鈍い。特に為替ヘッジ付(円安ビュー)は少ない。投資家の円高期待が続いているようだ。
➄エマージング株ETFへの資金のトレンドは続いている。エマージング債券も同様に買われている。投資家は米国もエマージング国も低金利が続くとみているようだ。
➅エマージング株のPERは米国株のPERに比べて割安感が依然としてある。

中国のネット3強

中国のネット検索大手百度(BIDU)が約1年半ぶりの高値を付けました。報道では、「第2四半期はモバイルや人工知能分野に的を絞った戦略が功を奏し、主力のネット広告事業をめぐる当局の取り締まりが痛手となった前期から83.5%の増益と回復した。第3四半期は前年比最大30%の増収となると予想。」とのこと。株価は長らく低迷し、一時はBATからすべりおちるのではと言われましたが勢いが出てきたようです。今後の株価に注目です。
中国のBATは業績株価とも好調で、米国のFANGなどのネット企業のように成長が続くのではないかと思います。当局との関わりがリスクですが、先日テンセントのゲームについて発言があった以外は今のところ大丈夫なようです。
3強の他にもネット関係の強力な企業が何社かありますし、キングソフト(03888HK)も好きな企業で注目しています。

中国A株のMSCI指数採用について

 
中国A株のMSCI新興市場指数構成銘柄入りが21日(水)早朝に決定しました。ここ2,3年結局見送りになって来ていたもので、当面の組み入れ額は少ないものの、中長期的に本土資本市場の自由化、国際化の進展に繋がる話で、好材料には違いありません。 “中国A株のMSCI指数採用について” の続きを読む

FTのサイトで日米欧のイールドカーブを見る

フィナンシャルタイムズのHPで、日米欧のイールドカーブを見ることができます。以前、西山孝四郎のマーケットスクウェアの放送で紹介されていました。非常に便利なので、ぜひご覧になって下さい。