先手7八飛戦法の相振り飛車 リコー杯女流王座戦第2局から

11月15日にリコー杯女流王座戦第2局が行われ、先手初手7八飛戦法からの最新の相振り飛車戦となりましたので、棋譜を調べて相振り飛車の指し方を学びたいと思います。検討は将棋ソフト水匠4改を使用しています。

本局の前の里見・西山戦の対戦成績は西山13勝、里見11勝です。里見さんはずっと西山さんに押されていましたが、先日の女流王将戦で番勝負で初めて勝利し、自信を取り戻しているようです。将棋の内容も好調を維持していると思います。

初手からの指し手 ▲7八飛、△5四歩(第1図)

先手の初手▲7八飛に対して後手△5四歩は先手中飛車からの相振り飛車の手順を応用したもので、里見さんの事前に準備した作戦と思います。この戦型の相振り飛車は角交換になることが想定され、角交換型では後手も向かい飛車にしたいのですが、後手が2手目△3四歩と普通に指すとA図になります。

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先手角交換四間飛車の相振り飛車 女流王将戦第3局から

女流四冠同士の対戦となった女流王将戦の第3局は、里見さんが勝ち西山さんとの番勝負で初めて勝利しました。共同通信の記事を引用します。

将棋、里見が女流王将を奪還 西山破り五冠復帰

 将棋の第43期霧島酒造杯女流王将戦3番勝負の第3局は4日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、挑戦者で後手の里見香奈女流四冠(29)が104手で西山朋佳女流王将(26)を破り、2勝1敗で3期ぶりにタイトルを奪還した。これで清麗、女流名人、女流王位、倉敷藤花を合わせ、2019年以来の五冠となった。

 里見女流王将は自身の持つ通算タイトル数を45期に更新。ライバルの西山前女流王将と5度目のタイトル戦で、初めて勝利した。

 西山前女流王将は10月16日に白玲を獲得して自身最多の四冠(白玲、女王、女流王座、女流王将)になったばかりだったが、三冠に退いた。」

今回も棋譜を将棋ソフトで検討しながら、相振り飛車の指し方を学びたいと思います。

第43期女流王将戦 第3局 2021年11月4日 先手西山朋佳 女流王将 後手里見香奈女流四冠 

将棋ソフトは水匠4改を使用しています。両者の肩書は変更になることが多いので敬称略とさせて いただきます。

初手からの指し手 ▲7六歩、△3四歩、▲6八飛、△2四歩、▲2八銀、△2五歩(第1図) 

先手西山さんの角交換四間飛車に対し、里見さんの△2四歩は、男性プロ間でも研究されている戦型です。

▲2八銀では▲4八玉から▲3八玉も普通ですが、▲2八銀は▲3六歩、▲3七銀を含みにした手です。

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先手中飛車の相振り飛車 女流王座戦第1局から

女流王将戦と並行して女流王座戦でも 女流四冠対決が行われることになった。里見さんと西山さん(肩書は変動するので敬称略とします。)の対局では3局連続の先手中飛車の相振り飛車となりました。なお、検討には水匠4改を使用しています。

第11期リコー杯女流王座戦 第1局 2021年10月28日 先手里見香奈女流四冠 後手西山朋佳 女流王座

第1図 前局の女流王将戦第2局に続き後手三間飛車の出だしですが、西山さんは△3四飛と早く浮きました。

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先手中飛車の相振り飛車 女流王将戦から

 相振り飛車における中飛車は、従来あまり好まれていなかったが、最近先手中飛車が振り飛車の主力戦法となってからは、その対策として後手三間飛車等の相振り飛車が採用されるようになり、対局数も増えているようだ。

 研究がすすみ中飛車側も十分させることがわかってきたが、男性プロでは振り飛車自体が少ないこともあり、あまり見ることがない。一方、女流棋戦は振り飛車党が多く相振り飛車の採用率も高いためアマにとっては参考になる。

 女流とはいえ今回女流王将戦を戦う、西山朋佳女流四冠と、里見香奈女流四冠は元奨励会三段で三段リーグこそ突破できなかったものの、最近の男性棋士参加の棋戦でかなりの勝ち星を上げている実力者であり、アマが勉強するには十分以上の存在だと思う。

 今回は女流王将戦を教材に、先手中飛車の相振り飛車の指し方を学んでみたい。なお、検討は将棋ソフト水匠4改を使用しています。PCスペックはAMD Ryzen 7 3700X、RTX2060で、一般の家庭用PCよりは上ですが高性能とは言えないので評価値が少し異なる場合があるかもしれませんがご容赦ください。

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株安の背景に変動率利用の取引

本日のモーサテに堀古英司さんが出演し、米国株安の背景についてお話されていました。好調の雇用統計、長期金利の上昇は、きっかけにはなったが、本当の理由は別にあるということです。 “株安の背景に変動率利用の取引” の続きを読む