株安の背景に変動率利用の取引

本日のモーサテに堀古英司さんが出演し、米国株安の背景についてお話されていました。好調の雇用統計、長期金利の上昇は、きっかけにはなったが、本当の理由は別にあるということです。

1.2月7日の米国株式市場
変動率指数(VIX指数)は結構下がって来た。先週は1日1000ドルの動きがあったが、今日は500ドルくらいになった。ただ、まだ高い状態なので株価は上下に激しく動く。

2.今回の株価急落
好調の雇用統計、長期金利の上昇が理由という説には反対。米国10年物国債の金利は概ね経済成長率を反映している。

税制改革が実行され成長率が3%に乗ろうとしている中、長期金利の上昇は自然な動きである。キッカケにはなったが、理由は他にある。それは積み上がったオプションによるものだ。

3.保険売りの流行と変動率利用の取引

このところ保険売りが盛んだった。買う側は市場が動かないと損なので、ときおり取引の薄いところで変動率を動かして来る。今回もその動きで、VIXショートに傾いたときは危険である。
※ 図表はモーサテからです。

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