四間飛車穴熊 相穴熊の棋譜➂

先週のNHK杯で、青嶋五段が四間飛車相穴熊をまた採用しましたので、棋譜をご紹介します。青嶋五段の棋譜は3局目です。青嶋五段は、居飛車も指しこなす若手ですが、ここ一番では四間飛車穴熊を採用しているようです。本局は四間飛車相穴熊6六歩型の基本形ともいえる形から戦いが始まりましたので非常に興味深く観戦しました。 “四間飛車穴熊 相穴熊の棋譜➂” の続きを読む

四間飛車穴熊 相穴熊の棋譜

四間飛車穴熊は、以前広瀬八段が得意としていて、王位のタイトル獲得の原動力となりましたが、最近は居飛車党に変身し指さなくなってしまいました。青嶋五段は居飛車、振り飛車を両方指し、振り飛車は四間飛車穴熊を採用することが多いようです。今回は王座戦準決勝2017-07-14 王座戦青嶋未来 五段 vs. 斎藤慎太郎 七段の棋譜で四間飛車穴熊の相穴熊の戦型を勉強したいと思います。解説は日本経済新聞の棋譜欄からです。 “四間飛車穴熊 相穴熊の棋譜” の続きを読む

四間飛車穴熊 相穴熊の棋譜②

前回の王座戦準決勝に続き、青嶋五段の王座戦決勝の棋譜です。2017-07-28 青嶋未来 五段 vs. 中村太地 六段 第65期王座戦挑戦者決定戦
青嶋五段は、準決勝と同じ先手番の四間飛車穴熊を採用しました。中村六段も対策は準備していたと思われます。解説は日本経済新聞の棋譜欄からです。

第1図、青嶋五段は前局と同じに早く▲4六歩を突きます。中村六段は△4四歩型を選択し、その後、△3二金、△4三金右としましたが、プロ間では、準決勝の△3一金、△3二金の形が多く比較的珍しい戦型になりました。中村六段の対策だったのかもしれません。この形はアマでは結構指す人が多いと思います。 “四間飛車穴熊 相穴熊の棋譜②” の続きを読む

角田流との遭遇

四間飛車穴熊に対する角田流という指し方を知っていますか?私は全く知りませんでした。
先日、晩酌で焼酎をしこたま飲み、ゴキゲンになったところで、将棋を指したくなってしまいました。そこで、将棋ウォーズで一局となったのですが、広瀬九段の「振り飛車穴熊の最終進化」という本を読んだばかりでしたので四間飛車穴熊を久しぶりに採用してみました。 “角田流との遭遇” の続きを読む