駒作りには、こまごましたことまで含めると非常に多くの工程がありますが、今回は「駒のささやき」を参考におもな工程を書き出してみます。なお、駒木地については購入する前提です。
個別の工程については、自分の体験を別に書いていきたいと思います。
駒制作の主な工程
彫り駒の場合
➀字母紙の作成、➁駒木地の購入、➂木地の整形(木地ならし)、➃字母紙の貼り付け、➄彫り、➅目止め、⑦漆入れ、⑧研ぎ出し、➈磨き、ここまでで彫り駒の完成となります。
彫埋め駒の場合
➆に代えて、⑩さび漆の作成・漆入れ、⑪研ぎ出し、⑫磨き
彫り方も彫り駒とは違うという方もおられます。
盛上げ駒の場合
⑬目止め(盛上げ用)、⑭漆の盛上げ、⑮磨き
私の場合は、練習で⑧までやったことがあります。現在、試作品を作成中ですが、実際やってみると駒の数が40個に加えて余り歩を1,2個作成することになり初心者にとっては相当な時間と労力が必要です。盛上げ駒の完成までの道程は遠いです。