メルトアップ相場


10月27日の「ザ・マネー〜西山孝四郎のマーケットスクウェア」の株式投資編です。
➀現在は、上昇相場の最後となるメルトアップ相場である。この後はメルトダウンが来るであろう。通常、メルトアップの期間は短いが、今回は中央銀行主体のメルトアップ相場のため息が長いかもしれない。どこで降りるかが難しい。 “メルトアップ相場” の続きを読む

中国人民銀行総裁が資産価格の急落について警告


中国人民銀行の周小川総裁が、10月19日の午後に過度の楽観主義が資産価格の突然の大幅下落を引き起こしかねないと警告しました。
Bloombergの記事によると 『周総裁は第19回共産党大会に合わせて行われたイベントで質問に答え、「景気循環を増幅する要素が経済にあまりに多く存在すれば、景気変動のぶれが大きくなる」と発言。「物事が円滑に進んでいるときに過度に楽観的であれば緊張が高まり、それが急激な調整につながる可能性がある。ミンスキー・モーメントと呼ばれる状況で、われわれは特にこれを防がなければならない」』と話したとのことです。
これを受けて香港のハンセン指数は引け際に急落し、ヒヤリとさせられました。20日は持ち直しましたが、最近の金融引締めスタンスを続けるとの表明ではないでしょうか。ここのところ金融当局が、金融市場の安定に注力しているとの報道がありますが、人民元、上海株の底上げをしつつ、バブルの発生は防止したいとのことではないかと思われます。そうだとすれば、中国株については緩やかに上昇していくのではないでしょうか。